―安全運転とファストフード、二者択一の時代へ?
ポテト片手運転、全国で摘発スタート
「ハンドルとポテト、両方は握れない!」
そんな警察官の悲鳴にも似た掛け声とともに、全国で新たな取り締まりが始まった。対象となるのは、運転中にフライドポテトを食べる行為だ。
これまで、スマホ使用やナビ操作といった「ながら運転」は明確に禁止されていたが、**ファストフードの“ながら食べ”**はグレーゾーンとされてきた。
しかし、交通事故防止の観点から、ついに警視庁が動いた。
新設された「飲食による著しい注意散漫行為禁止規則」(通称・ポテト規制法案)では、以下が違反対象となる。
- 運転中に片手でフライドポテトをつまむ行為
- ドリンクとポテトを同時に持つ行為
- ハンドルの上にポテトを置き、拾い食いする行為(※違反2倍)
取り締まり強化初週だけで、東京都内だけで428件の警告指導が行われたという。
なぜフライドポテトが狙われたのか?
警察庁交通部は「すべてのファストフードを禁止しているわけではない」と説明する。
だが、なぜポテトだけが名指しされたのか?
背景には、**ポテト特有の“食べ続けてしまう問題”**がある。
一般的に、ハンバーガーは包装紙で一度持ち直す必要があり、飲み物もストローというハードルがある。
しかしポテトはどうか。
- 片手で無限に食べ続けられる
- 小刻みに手を動かすため、ハンドルから目が離れがち
- 油分で手が滑りやすくなり、ブレーキ操作ミスにつながる
さらに、警視庁が過去5年間の事故データを分析したところ、
軽食中の事故の約28%に「ポテト型食品」が絡んでいたという驚きの結果も。
こうした実態を受け、今回の規制は「ポテト特化型」となったのだ。
SNS上では賛否両論
ポテト規制のニュースが流れるや否や、SNSでは怒涛のリアクションが起こった。
擁護派の声:
- 「片手運転なんて普通に危ない。当然のルール」
- 「ポテトを守るために事故起こすとか意味わからん」
- 「これを機にドライブスルー文化も見直してほしい」
反対派の声:
- 「ポテト食べる自由もなくなるのか」
- 「運転よりポテトに集中してたってこと?それは才能」
- 「ならアイス片手もアウトにしろよ!」
なかでもX(旧Twitter)では、
#ポテト難民 #片手ポテト撲滅運動 #ファストフードドライブ難民
などハッシュタグ運動が巻き起こり、トレンド入りする騒ぎとなった。
ポテト以外にも波及する可能性
専門家によると、今回のポテト規制は序章に過ぎないという。
今後、同様のリスクを持つ食べ物にも規制が拡大する可能性があるとされており、候補に挙がっているのは以下の通りだ。
食べ物 | 危険性のポイント |
---|---|
たこ焼き | 熱くて落とす→急ブレーキ事故 |
チュロス | 長くて視界遮る |
ジャンボハンバーガー | 両手ふさがる |
アイスクリームコーン | 溶けた場合のパニックリスク |
ホットコーヒー | 火傷による急ハンドル |
特に「ながら食い文化」が根付いている日本では、今後ファストフード業界への影響も懸念されている。
それでも食べたい人へ。合法ポテト指南
とはいえ、ポテトを諦めきれないドライバーも少なくない。
そこで識者が提唱する「合法ポテトの楽しみ方」をご紹介する。
1. 駐車してから食べる
当たり前だが、これが一番確実かつ合法。ポテトの温度も守れる。
2. 助手席の人に“あ~ん”してもらう
運転者はハンドルだけを握り、助手席の人にポテトを提供してもらう「分業制」が注目されている。
3. 休憩SAで「ポテト休憩」推奨
高速道路では、こまめな休憩が安全運転にもつながる。休憩+ポテト=合法ポテトタイム。
まとめ:「ポテトは片手でつまめても、事故は片手では防げない」
ドライブスルー文化に一石を投じた今回のポテト規制。
一見すると小さなルール変更だが、そこには「食べる自由」と「守るべき命」という大きなテーマが横たわっている。
たかがポテト、されどポテト。
車内で食べる一口が、未来を分ける一瞬になるかもしれない。
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