概要
幕張メッセを舞台に開催された今年の「ひな誕祭」は、巨大ケーキや無数に揺れるペンライトなど、高揚感溢れる演出が満載だった。参加した多くのファンは感嘆の言葉を漏らしながらも、「これはただの祭りなのか、それとも何かを召喚する儀式なのか?」というユニークな疑問をSNS上で投げかけている。実際、ひな誕祭とは一体何なのだろうか。その魅力の奥深さを探ると共に、このイベントの本質を掘り下げてみる。
巨大ケーキとペンライトの波、何が起こったのか?
先週末、幕張メッセで行われたアイドルグループ日向坂46のイベント「ひな誕祭2023」では、巨大ケーキがステージ中央に登場すると観客席から割れんばかりの大歓声が沸き起こり、それを合図にペンライトの海が壮観なうねりを見せた。ネットでは「ペンライトが揃いすぎてて壮観」「もはや神々を祀る儀式」「このケーキ、誰が食べきるの?」など、数々の興味深い意見が飛び交った。
実際、ひな誕祭は、日向坂46の結成を記念して行われる一大イベントで、毎年メンバーとファンが一緒になってグループ結成を祝うという名目を持っている。だが近年、その内容は単なるアイドルライブの域を超えてエンターテインメント性が高まり、「もしかしてこれは現代の都市型祭祀?」と考えるファンも増えている。
ひな誕祭は祭り、それとも儀式?—その境界線とは
そもそも「祭り」と「儀式」の境界とは何だろうか。「祭り」は誰でも参加でき、自由で楽しげなイメージ。一方の「儀式」は一定の手順や作法があり、何か神秘的な力を呼び起こすニュアンスが漂う。確かに幕張に集まった数万のファンが同時に一糸乱れずペンライトを揺らし、同じタイミングで歓声をあげる様子は、祭りというよりは荘厳な儀式のようでもある。
社会人類学を専門とする教授(お忍びでアイドル好きらしい)も「群衆が決まったタイミングで同じ行動を取るというのは、ある種の社会的・精神的繋がりを再確認する『儀式的』要素がある。現代日本で、それがペンライトやケーキという身近なモチーフで表現されるのは非常に面白い」と分析。アイドルイベントが時として人間の精神的儀式行為に近づくという興味深い指摘をしている。
まじめな話—ファン心理と儀式の類似性を探る
冗談を抜きにして考えてみると、アイドルイベントは、共通の価値観や興奮を共有できるコミュニティの場として重要な役割を持つ。特に近年では、SNSの普及により、同じグループを推すことがファン同士の「共鳴」や「仲間意識」を高める現場となっている。
また、社会心理学者によれば、人間は定例化された行動や儀礼的な作法を通じて、安心感や結束力を感じるという。どのタイミングでペンライトを振るか、どんな掛け声を上げるか、という決まったフォーマットに従うアイドルコンサートは、無意識的に「儀式」を求める人間心理と非常に相性がいいのだという。
今後の展望—祭りと儀式のハイブリッド化が進むかも?
これからのアイドル界では、ただのライブではない、お祭り感覚と儀式的要素を融合させたイベントがさらに増加しそうだ。多くのグループが趣向を凝らしたアイデアを取り込んでいる現在、イベントが進化していくのは必然だ。「儀式感」を楽しむ人が増える中、日向坂46が見せたような巨大ケーキや美麗なペンライト演出はその一端に過ぎないのかもしれない。
あるファンはSNSでこう呟いている。「来年のひな誕祭では、巨大ケーキがさらに巨大化してもはやパビリオン級になるかも?」ジョーク交じりに投稿されたこのコメントにも多くのいいねが寄せられている。
まとめ
幕張メッセの会場いっぱいに広がる揺らめくペンライトの波と、登場した巨大なケーキによって象徴された「ひな誕祭」の姿は、人々が共有する喜び(祭り)と、統一的な目的に向かって行動を共にする意識(儀式)の両方を併せ持つイベントであったように感じられた。今後、こうしたアイドルイベントの姿は進化を続けて、新たな都市型文化としてさらに人々の心を虜にしていくことだろう。
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