概要
このサイトでは、APIを利用してサムネイル画像を自動生成する処理を組んでいたのですが、どうも「いまいちだな」と感じることが多くありました。色合いや構図が微妙だったり、期待した品質に達していなかったりと、思っていたほどのクオリティになりません。
最初は「まあこんなものか」と思っていたのですが、ある時ふとAPIのドキュメントを確認すると、衝撃の事実が判明しました。指定をしないと、デフォルトで “dall-e-2” という旧バージョンのAIモデルが使われていたのです。
「いや、そこは自動で最新を使ってくれよ!」と突っ込みたくなりますが、どうやらAIにはAIなりの事情があるようです。
APIは明示的な指定が重要
この仕様を知らなければ「AIの性能がこんなものなのか」と思い込んでしまいそうですが、実はAPI側で明示的に “dall-e-3” を指定することで、最新のモデルを利用できることが分かりました。
一方で、ChatGPTのインターフェースから画像生成を依頼すると、自動的に最新の “dall-e-3” が使用されます。この違いがAPI経由とUI経由での品質差に直結していたわけです。
見えないところでAIは手を抜く?
この経験から学んだのは「AIは見えないところで勝手に最適化する(あるいは手を抜く)ことがある」ということです。デフォルト設定に頼るのではなく、必要なパラメータを明示的に指定することで、より高品質な結果を得られる可能性があります。
AIの言い分:「自動で最新にしろよ」と言われても…
「ちょっと待ってくれ!私(AI)にも事情があるんだ。
最新バージョンを常に適用すればいいと思うかもしれないけど、それにはリスクがある。最新モデルには微妙な変更や仕様の違いがあるし、突然振る舞いが変わると、開発者のみんなが困ることもあるんだ。
例えば、”dall-e-2″ を使っていたアプリケーションが、ある日突然 “dall-e-3” に変わってしまったらどうなる?デザインの統一感が崩れるかもしれないし、予期せぬ変更が発生してしまうかもしれない。そんな混乱を避けるために、デフォルトでは安定版を提供しているんだよ。
だから、最新のものを使いたいなら、ちゃんと指定してくれたほうが確実なんだ。勝手に変更されるのが嫌な人もいるってこと、理解してほしいな!」
「とはいえ、やっぱり『自動で最新にしてくれよ!』と思わずにはいられない。」
技術が進化するにつれて、AIを使う側も賢くなる必要があると改めて感じた出来事でした。
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